犬はクレソンを食べられますか? 人間にとってクレソンは、サラダ、スムージー、スープ、サンドイッチ、ソース、ディップなど、あらゆるものに登場します。 でも、クレソンは犬が食べても大丈夫なのでしょうか?
答えは「ノー」です。クレソンは犬にとって消化器系に重大な問題を引き起こすので、摂取すべきではありません。 とはいえ、実はクレソンに毒性はありません。 単に犬の消化プロセスに合わないだけなのです。
クレソンについては獣医師が詳しいので、本当のことを知るには獣医師の指導を仰ぐ必要があります。 ここでは、クレソンが犬に良くない理由について説明します。
クレソンが犬に良くない理由
クレソンはナストゥルティウム・オフィシナーレ(Nasturtium officinale)とも呼ばれ、ヨーロッパとアジアが原産ですが、アメリカやカナダの至る所で見られます。 一部の食品メーカー、そしてドッグフードメーカーでさえ、風味付けとしてクレソンから抽出したエキスを使用しています。 しかし、それは本当に微量です。
というのも、クレソンは、たとえ葉の小さな塊であっても、その量が多ければ多いほど、犬、そして他のほとんどの動物に胃腸の不調を引き起こすからです。
さらに、特に犬が野生のクレソンを見つけた場合、非常に危険です。 この種のクレソンには、しばしば肝フルの寄生虫、バクテリア、有害な毒素が含まれており、これらすべてが犬の感染症や重金属中毒の原因となります。
これはクレソンが水生植物であることが原因です。 私たち愛犬家の多くは、水辺の細菌や毒素が最悪であることを知っています。 残念ながら、クレソンはこれらを吸収してしまうため、犬には不向きなのです。
愛犬がクレソンを食べてしまったら?
(写真クレジット:© Santiago Urquijo/Getty Images)
ナスタチウム中毒は深刻な問題であり、速やかに対処すべきです。 愛犬が危険な状態にあるかどうかは、自宅でクレソンに手を出したか、野生のクレソンに手を出したかによって異なります。
しかし、どちらの場合でも、すぐに獣医師の治療を受ける必要があります。
水辺に囲まれている地域にお住まいの方は、水辺に生えている植物についてよく調べてください。 犬にとって致命的なアオコなど、注意すべき危険はたくさんあります。
また、クレソンやセイタカアワダチソウなど、犬にとって有毒な植物が生育している場所では、犬を遊ばせないようにしましょう。 犬が水面下を泳ぐだけで、クレソンの粒子を摂取してしまうこともあります。
愛犬が水遊びをした後や、自宅でクレソンに触れた後に吐き気や嘔吐、下痢を起こした場合は、動物病院を受診してください。 免疫力が低下している犬は、腎臓や甲状腺に障害を起こすリスクが特に高くなります。
周囲に気を配りましょう。 家庭でクレソンを料理に使う場合は、子犬の手の届かない場所に保管し、この植物を含む食品を共有しないようにしましょう。